クレジットカードとスマホを持つ女性

商品やサービスの提供者が予約システムを導入すると、提供側のみならず顧客にとっての利便性も高まり、集客効果の増大や管理負担軽減など多くのメリットが期待できます。
予約システムには豊富な機能をもつものが多くありますが、本記事では様々な機能のなかから「事前決済機能」に注目して詳しく解説します。

予約システムにあると便利な「事前決済機能」とは?

スマホ画面のカートをタップする様子

事前決済機能とはその機能名から察せられる通り、顧客がサービスや商品の利用や購入を予約するにあたって、予め代金を支払っておける仕組みを提供する機能です。
もし事前決済機能がない予約システムで、お店側でも事前決済の手段を用意していない場合には、顧客はシステム上で予約はしておけるものの、代金の支払いについてはサービスが提供される場所などに足を運んでからでないと済ませられません。足を運んで支払うタイミングについては、サービス提供や商品受け渡しの当日であったり、事前に一回訪れて支払いだけ済ませておくようにしたり、と様々なパターンが考えられるでしょう。

予約システムに事前決済の機能があると、このような手間を解消でき、提供者側・利用者側双方にメリットが生まれます。
どのようなことが実現できるかを具体的に見ていきましょう。

「予約と同時に決済」を実現

サービス利用者(予約者)にとって、Web上で申込や予約のみならず、支払いを含めたすべての手続きを完結できるというのは大きな魅力です。
サービスや商品受け渡しの当日には、例えば支払いの手続きに時間がかかったり、レジが混雑して待ち時間ができたり、といった心配も少なく済みます。お金はもう支払った後なので、当日はサービスや商品を享受するだけでよいという気楽さも得られるでしょう。

サービスの提供者側にとっても、事前決済は大きなメリットがあります。
当日の集金工数がなくなるため人的コストや手間の削減につながり、また万が一「予約を受けて準備していたのに、当人が現れない」といういわゆる“ノーショー”が起きても、決済がすでに完了しているため、未回収リスクを心配する必要がありません。
また、事前支払いをしているという状況そのものが、利用者側の「きちんと行かなきゃ」という意識に働きかけ、ノーショーの抑止にもなりえます。

ひとつの予約システム内で予約の仕組みも決済も包括できる

予約システムとは別に、外部の決済システムなどを導入する方法もありますが、その場合には双方を連携させるための準備に手間がかかり、それぞれのシステムについての詳しい知識も必要になるでしょう。
万が一、両者の親和性があまり高くない場合には、運用しはじめてから問題が発生する可能性も考えられます。
また、そもそも連携させずそれぞれのシステムを独立して運用するとなると、予約受付から販売・提供までのどこかの段階で「予約情報を決済システムへ登録、あるいは目視で情報を突合せする」といった大きな手間が発生します。

ひとつの予約システムのなかで予約受付も決済も完結していれば、上記のような心配がなくなるでしょう。管理者が情報を管理したい場合にも、ひとつのシステムの管理画面上ですべてを行えます。

セキュリティ対策万全な予約システムであれば情報漏洩リスクも回避

決済に関する情報というものは、様々な個人情報のなかでも高い秘匿性を保つべき種類の情報であり、やりとりにおけるセキュリティの確保に慎重さが求められます。
ときおり、「クレジットカードの情報が漏えいした」といったセキュリティインシデント発生のニュースを耳にすることがありますが、そういった事態が一度でも発生すると、当該企業の信頼は大きく失墜してしまいます。

予約システムはもともと、顧客の様々な情報をそのまま取り扱うシステムであるため、よほど簡易的な仕組みの個人利用タイプなどでなければ、セキュリティ面もしっかりと整備されていることが一般的です。

▼予約システムの決済機能については、あわせてこちらの関連記事もご覧ください。
「予約システムのおすすめ機能「決済機能」に注目! 予約システムサービスの決済機能例も紹介」

事前決済機能のある予約システムでの予約利用の流れ

手続きのイメージ

実際に、事前決済機能のある予約システムで利用者が予約を行う場合、画面上ではどのような流れになるのかをイメージとしてお伝えします。
ここでは、予約管理システム「ChoiceRESERVE」の場合を一例に、利用者側の手続きの流れをご紹介します。

1、予約カレンダーから予約選択

予約カレンダーから予約選択

「ChoiceRESERVE」で作成できる予約受付サイトの自由度は高く、様々な見た目や構造のサイトを作成可能ですが、ここでは一例として予約カレンダーが表示されている画面をイメージします。
利用者は予約カレンダー上で、日付ごとのサービス提供状況や予約の空き、そのほか詳細情報などを確認したうえで「予約はこちら」や空き枠をクリックして予約手続きへ移ります。

2、予約者情報入力ページ

予約者情報入力ページ

オプションや人数の選択が必要な場合には選択欄が表示され、必要に応じて個数や人数などの入力も行います。一般的な構造の予約受付サイトでは、まず「お客様情報入力」などと表記した画面で、予約者に各種情報の入力を求めます。
カレンダータイプの予約受付サイトの場合、前項で日付などを既に選択しているため、その日時に提供されるものに対する予約という前提で、入力画面が表示されています。

予約者の氏名、性別、住所など、提供側が必要な入力項目として予め設定している内容の入力欄が表示され、予約者は順に情報を入力していきます。

3、決済方法選択ページ

前項で入力された選択商品や個数などをもとに、代金として必要となる金額が計算され、総額が表示されます。
決済方法の選択肢として、例えば

  1. クレジットカード
  2. コンビニ払い
  3. 現金(当日払い)

といった選択肢が用意されており、利用者は都合のよい決済方法を選択します。
※この例でいえば、クレジットカード払いは「ChoiceRESERVE」の機能として用意されている事前決済手段です。コンビニ払いの場合は、受付に応じて事務担当者が自社で用意したコンビニ用の支払い用紙を利用者へ発送するなどの手続きが必要になります。

4、クレジットカード情報入力ページ

前項でクレジットカード決済を選択した場合に、クレジットカード情報入力ページへと遷移します。利用者はクレジットカードの種別や番号、有効期限などの必要な情報を入力します。
「ChoiceRESERVE」の決済機能においては、予約システム側では入力されたクレジットカード番号を保持しない仕組みを採用しており、安全な決済処理が実現します。

クレジットカード決済ができます |ChoiceRESERVE

5、予約内容の最終確認ページ

ここまでに選択・入力した内容が一覧で表示され、予約者は目視で内容の最終確認を行ってから確認のボタンをクリックします。

6、予約完了ページ

予約手続き完了の旨を伝えるページが表示され、予約完了です。
予約者へは受付完了のメールが送信され(メールアドレス入力欄やメール自動送信の設定をしている受付サイトの場合)、またいつでも当該サイトへログインすることで自身の予約状況や、支払い済であることの確認、予約キャンセル申請などができます(同じく、そういった仕組みを用意している場合)。

「事前決済機能」搭載の予約システム10選!

A・B・Cを比較する手

事前決済機能があることを前提として様々な予約システムをこれから比較検討したい、という方へ向けて、以下では当該機能を有する予約システムをピックアップしてご紹介します。
各サービスの公式サイト情報も参考に、自社にぴったりの予約システムを選定ください。

※記事内で掲載している「対応する事前決済手段」は、各サービスの公式サイト上で2023年12月時点で確認のとれた決済手段です。詳しくは、各サービスの提供元へご確認ください。

ChoiceRESERVE

株式会社リザーブリンクが提供する、多機能で使いやすい予約システムです。
デザインやコンテンツの設定、プライバシーポリシーの設定やアクセス地図登録、時間割タイプ設定など自由自在に自社にぴったりの予約受付サイトを作成でき、各種手続きメールの自動配信、会員制サイトの構築や外部業務システムとの連携など、予約に関するあらゆる業務を行える機能性の高さを誇ります。

事前決済はクレジットカード特化型となっており、顧客が入力したクレジットカード番号はシステム側で保持されることなく、安全に決済が完了します。
決済代行会社への事前相談も用意されているため、「サイト上でのクレジットカード決済を導入したいが、自社にとって初めての試みなので不安……」というような場合でも、不安点を解消したうえで納得して導入できるでしょう。

対応する事前決済手段:クレジットカード
公式サイト:予約システム&予約管理システム「ChoiceRESERVE」
クレジットカード決済ができます |ChoiceRESERVE

STORES予約

STORES株式会社が提供している、ビジネス利用前提の予約管理システムです。ネットショップ向け機能やPOS(販売時点情報管理)関連機能など、小売業が特に使いやすい機能が充実していることが特徴です。
クレジットカードや電子マネーを始め顧客へ提供できる決済手段が充実しているため、幅広い決済手段ということを第一に考える場合、有力な選択肢のひとつとなるでしょう。

対応する事前決済手段:クレジットカード、電子マネー、QRコード、請求書決済
公式サイト:予約システム STORES 予約 |15万社導入!無料で始められる

SELECTTYPE

株式会社セレクトタイプが提供する多機能型の予約システムで、用意された業種タイプや希望イメージのテンプレートを選ぶだけで、予約サイトの基本的な機能がすべて自動セットアップされるという特徴があります。
マルチデバイス対応、メッセージアプリ「LINE」との連携など、現代の利用ニーズにあわせた機能が揃っています。

対応する事前決済手段:クレジットカード、コンビニ決済、銀行振込
公式サイト:予約システムSelectType (セレクトタイプ) | 無料ではじめる高機能予約システム

RESERVA

株式会社コントロールテクノロジーが提供するビジネス向け予約システムです。予約受付から決済、顧客管理や集客まで対応する豊富な機能が用意されており、対応しているAPIも豊富です。

350以上の業種への対応をうたっており、どのようなお店・企業であっても希望イメージにかなう予約受付サイトを構築できるでしょう。
事前決済として顧客へ提供できる決済手段は、クレジットカードとなります。

対応する事前決済手段:クレジットカード
公式サイト:予約システム RESERVA(レゼルバ) | 無料で予約管理

リザエン

株式会社インタークエストが提供する多機能型予約システムです。予約サイト作成や既存ホームページへの埋め込み、仮予約や即時予約など予約の仕組みづくりに必要な機能が揃っており、分析タグや集客タグの設置により予約サイトをマーケティング活動にも活用できます。

セキュリティを重視する⾃治体や官公庁の導入実績も豊富で、安心して利用できるシステムのひとつです。

対応する事前決済手段:クレジットカード
公式サイト:予約システム【リザエン】 | 使いやすい予約管理システム

tol(トル)

アポロ株式会社が提供する、スマホ / タブレット対応のアプリ型の予約システムです。予約サイトの作成や管理も、予約者側の予約操作も、アプリ(iOS / Android対応)だけで完結します。
スモールビジネスで手っとり早く24時間365日の予約体制を構築したい、スマホアプリであっても充実した機能を求めたい、という場合にぴったりの予約システムです。

対応する事前決済手段:クレジットカード
公式サイト:【無料】No.1予約システムアプリ – tol(トル)

eReserve

株式会社ASJが提供している多業種対応の予約システムです。様々な業種で利用できるひととおりの機能を予め有しているほか、さらに独自性の高い業種やサービスにも対応できるよう、予約システムのオーダーメイドに対応している点が特徴的です。

対応する事前決済手段:クレジットカード、コンビニ決済
公式サイト:eReserve(eリザーブ) クラウド型ネット予約システム | ASJ Server

AirRESERVE

株式会社リクルートが提供する、直感的なかんたん操作が魅力の予約システムです。
「AirREGI(POSアプリ)」「AirPAY(決済サービス)」「AirMATE(店舗経営アシスタント」など、同社が提供する様々な業務・経営支援サービスとの親和性が高いため、業務の様々な部分を一社の製品でまかないたい、という場合にも有力な選択肢のひとつになるでしょう。

AirRESERVE自体に事前決済機能はありませんが、同社の決済サービス「AirPAY」との連携が可能です。

対応する事前決済手段:無し ※決済サービス「AirPAY」との連携に対応
公式サイト:予約システム【Airリザーブ】 | 毎日の業務がカンタンに

スマート空間予約

株式会社アズームが提供する、主にレンタルスペースや貸し会議室のような小規模施設利用に特化した予約システムです。
予約利用者はスマートフォンやガラケー上のシンプルで分かりやすい画面で予約を行え、会議室の空き / 埋まり といったリアルタイムに変動する状況下でも間違いや行き違いのない予約の仕組みを構築できます。

対応する事前決済手段:クレジットカード
公式サイト:スマート空間予約

hacomono

株式会社hacomonoが提供している、店舗や施設業務のDX化に向いた予約システムです。顧客ごとのマイページ機能、QRコードによるデジタル会員証機能、デジタルクーポン機能など、特にスクールやフィットネスなどの予約受付に活用しやすい機能が充実しています。

対応する事前決済手段:クレジットカード
公式サイト:hacomono|ウェルネス領域の店舗を変える会員管理・予約・決済システム。

予約システムの事前決済機能は予約者側にも提供者側にもメリット大!

小規模な小売店やスクールから、多くの参加者を募るイベント運営者まで、様々な業種・業態で予約システムが活用されています。
予約システムが顧客に与える利便性を最大化するためには、ぜひ事前決済機能を持つ予約システムをお選びください。

対応している事前決済手段やサービス内容・料金、決済手数料などは事業者ごとに異なりますので、各公式サイトで詳細を確認し、無料デモサイトやお試し利用などで実際的な使い勝手も確認しながら比較検討することをおすすめします。

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