
予約情報のデータベースはビジネス成功のカギを握っています。サービスや商品の予約受付業務を効率化するために予約管理システムを導入している店舗・企業の皆様は、予約受付で収集できるデータを有効活用されているでしょうか。この記事では、予約管理システムを導入していない店舗・企業様も対象に、顧客志向や顧客情報データベースなど、予約とデータベースの活用について解説します。
顧客情報を最大限に活かして「顧客志向」のサービスを検討する
予約を利用した顧客の情報は単に予約情報として扱うのではなく、顧客志向のサービスを実施するために最大限活かすことが重要です。
顧客志向とは?
そもそも顧客志向とはどういった考え方でしょうか。まず、企業が自社の都合を優先するのではなく、顧客を優先して活動を行う考え方が顧客志向だといえます。顧客を優先した活動といっても抽象的ですが、より細かくいえば、顧客が求めているものを提供することを前提として、サービス内容を考えることです。
したがって、顧客志向の考え方をする場合、顧客が何を求めているかが重要になります。それがわからなければ顧客志向のサービスは提供できません。顧客のニーズを的確に把握すること、そのために何をすればよいのかを検討することから始まります。
重要な4つの指標
顧客志向を重視する企業にとって、自社の商品やサービスが顧客にどう評価されているかを知ることは欠かせません。リピーターが多いなど評価が高ければ顧客志向が実現できていると考えられます。逆に低ければ、顧客志向の実現が不十分であり、さらなる取り組みが必要です。
また、競合他社と比べてどの位置にいるのかを知ることも重要です。競争で優位に立たなければ、顧客志向は掛け声だけで終わりかねません。このような知るべきこと、知りたいことを知るために役立つ重要な指標は4つあります。
- 顧客満足度…顧客の自社や自社商品・サービスに対する満足度を示す指標で、満足度が高いほど顧客の期待に応えているといえる
- 競争優位性…競合他社との競争で優位であることを示す指標で、優位性が高いほど他社との差別化ができており顧客にとっての重要度が増すといえる
- リピート率…新規顧客がリピーターとなる割合を示す指標で、どの程度の顧客に反復利用したい、しても構わないと思われているかを知ることができる
- エンゲージメント…顧客の自社や自社商品・サービスに対する積極的関与、関係性の強さを示す指標で、エンゲージメントが高いほど信頼関係ができていると考えられる
顧客情報データベースで実現できること
顧客情報を有効活用するためには、データベース化が必要です。顧客情報データベースの活用により、顧客の嗜好やニーズを把握できれば顧客満足度のアップにつながります。また、以下に示すような活用法も可能です。
業務効率の向上
顧客志向のサービス展開を実現するにあたり、顧客へのプロモーション、マーケティングに関する企画・立案と実施を効率的に行えます。顧客情報をデータベース化することで、さまざまな情報を一元的に管理でき、必要に応じて素早く利用できるためです。
分析に基づいた意思決定
顧客情報データベースに蓄積された情報は、集計や分析が簡単にできるようになります。さまざまな角度から分析を行い検討を加えることで、顧客情報はただの文字情報から活きた資産に変わります。分析結果を検討することで顧客や市場の変化、ニーズのありかにいち早く気づくことができるため、顧客志向の意思決定が可能です。
他社との差別化
顧客志向の意思決定には、他社との差別化が含まれます。顧客志向の差別化ができれば、4つの指標が示す数値も向上するでしょう。そのためには、結果に応じて素早く意思決定を行ない、決定に沿って動ける柔軟性をもっていることが前提になります。
予約管理システムなら予約情報を自動でデータベース化
予約管理システムを利用すると、自社で用意した予約受付フォームに応じて顧客が入力してくれた項目がそのまま、データベースへ登録されます。ここでは予約管理システムのデータベースの特徴を確認しましょう。
予約時の入力項目を自由に設定できる予約管理システムなら効果的なデータ収集を実現
予約管理システムでは、商品やサービスによって予約時の入力項目を自由に設定できます。予約受付フォームの入力項目には選択式や記述式があり、欲しい情報を最大限入力してもらう設定も可能です。ただし、詰め込みすぎには注意しましょう。予約手続きが煩雑だと感じられてしまうと、途中離脱を招きかねないためです。ここでも顧客志向が重要になります。
リアルタイムに更新されるデータを管理画面でいつでも確認できる
予約管理システムの管理画面では、リアルタイムで更新されるデータの確認が可能です。予約状況を見ながら、必要に応じて予約枠の追加や早期終了などの対応を考えることもできます。
CSVなど、対応しているデータ形式で情報を出力できる
予約管理システムに蓄積されたデータベースのデータは、CSVファイルなど対応している型式で出力が可能です。ダウンロードしたデータファイルをエクセルなどのスプレッドシートで加工したり、顧客管理システムなどに取り込んだりして有効活用できます。
▼参考:
予約データのCSVダウンロード|ChoiceRESERVE
「ChoiceRESERVE」なら有効活用できる具体的な顧客データを一括取得
予約管理システムは多数ありますが、ChoiceRESERVEなら以下に示すような基本項目に加え詳細な項目を設定し、自動でデータベース化できます。
ステータス
回答の入力項目は必須入力と任意入力を設定でき、管理画面のみ表示を設定すれば予約サイト上では非表示にできます。
ログインID / パスワード
ChoiceRESERVEのログインIDは4~120文字と幅広い文字列が使用できます。大文字と小文字の区別をしないため、モードの切替を忘れて入力のやり直しをするといった手間がかかりません。
パスワードの文字数は4~32文字です。ログインIDとは異なり、大文字と小文字を区別するため、セキュリティ面の安心感があります。
メールアドレス
予約サイトで登録する際、メールアドレスの入力を2回にすることができます。一般的に各種サービスのメールアドレス登録では、確認を含めて2回入力が多いため、ChoiceRESERVEで2回入力することに抵抗感はあまりないでしょう。むしろ、1回入力だと確認入力がないことに違和感をもたれるかもしれません。
カスタム属性
ChoiceRESERVEでは取得したい予約者の顧客情報を、独自に項目として設定できます。回答形式は1行分のテキストボックス、複数行のテキストエリア、択一式のセレクトボックスやラジオボタン、チェックボックスから選択可能です。日付の入力は年/月/日形式になっています。
また、入力項目には注釈の登録ができ、回答内容を顧客属性としてメルマガ配信に活用することも可能です。
▼参考:
機能一覧 顧客(会員)を管理|ChoiceRESERVE
予約受付で得られる情報は企業が成長するために重要なデータベース
予約受付に際して得られる顧客情報のデータベースは、企業にとって情報の宝庫といえます。各情報はさまざまな形で活用可能で、企業の成長を左右する重要な要素です。顧客情報の的確な収集やデータベース化、有効活用には予約管理システムが欠かせないといっても過言ではないでしょう。予約管理システムの活用で、顧客志向のサービスを展開し、企業の成長を図ってください。