シウマイでおなじみの崎陽軒。その人気企画である「横浜工場見学」では、3ヶ月前の同日より予約枠が開放されると同時に、即日満席になるほどの人気を集めています。
そんな見学予約業務を支えているのが、弊社が運用開発する予約管理システム『ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)』。それまで利用していた別システムからの切り替えを決めた背景と、導入によって得られた変化について、実際に運用を担うご担当者のお二人にお話を伺いました。
▼インタビュイー
株式会社 崎陽軒
シウマイ点心事業部総務課
佐野 敦
1987年に株式会社崎陽軒に入社。横浜工場でシウマイの製造現場に配属。その後、生産管理、物流部門を経験した後、本社の総務部を経て、2018年より現職。現在は工場内外の環境保全、工場見学の運用を担当。
株式会社 崎陽軒
シウマイ点心事業部総務課
秋丸 浩子
2009年に株式会社崎陽軒に入社。総務課で工場見学案内ガイド、また案内ガイドメンバーのまとめ役、事務全般、工場従業員の福利厚生を担当。
▼インタビュアー
株式会社リザーブリンク
カスタマーサクセス部
小浜 早貴
セールスとして入社後、「導入をゴールにしない支援」を掲げてカスタマーサービス部の立ち上げを主導。体制構築だけでなく自身もハイタッチサポートを行い、お客様が安心してシステムを活用できるよう尽力。現在はその経験も活かし、事例インタビュー施策や情報発信を担当。
「使いやすい予約管理」を求めて切り替えを決断

株式会社 崎陽軒 佐野様
改めまして、インタビューのご協力いただきありがとうございます!早速ですが、工場見学では、予約システムをどのように活用されていますか?
工場見学は1日4回、午前2回・午後2回の構成で行っていて、予約枠は3ヵ月前の同日より公開しています。毎朝、当日の来場者リストを作成して、ガイドの方へ共有しています。
私はその名簿を見ながら、「この団体さんは大人が多そうだな〜」とか「車椅子の方がいらっしゃるから段取り気をつけないと」って想像してます(笑)。ガイドとしては欠かせない情報です。
ありがとうございます。システム導入前は、どのように予約を受け付けていたのですか?
以前は電話受付でした。毎月の予約開始日には電話が殺到して、予約の受付担当は複数名でずっと電話をとっている状況でした。そこから紙の台帳にメモして転記して…と作業も多く、ミスやダブルブッキングのリスクが常にありました。
電話でのやりとりは、聞き間違いや記録のズレも起きやすいので受ける側の負担がとても大きかったですね。
それはかなり骨の折れる業務ですね……。
そうなんです。そこで一度別の会社の予約管理ツールを導入し、しばらくはそちらを使いながらWebで予約を受け付けていました。
ChoiceRESERVEを導入いただいたのは2024年6月でしたが、前のツールからの乗り換えを検討したきっかけは何だったんでしょうか?
はい。もともと使っていたツールから、OSの対応が切れてしまうと連絡があって。使い続けるにはシステムの更新が必要で、費用も不透明だったんです。それなら他のツールも見てみようと。
情報システム部から「これ、よさそうだよ」と紹介されたのがChoiceRESERVEでした。見た目の分かりやすさ、設定の柔軟さ、そして“現場の言葉が通じる”ことが決め手でした。
スムーズな現場運営は“予約情報の質”で決まる

株式会社 崎陽軒 秋丸様
実際に導入してみて、変化を感じたポイントはありますか?
来場者リストの出力が一括でできるので、準備のスピードが全然違います。以前は手書き→スキャン→転記という作業が発生していましたが、今では一瞬で名簿が完成するので、余裕を持って他の業務に集中できます。
たとえば、団体名や参加者構成が事前に分かるだけで、売店への共有や、ガイドの配置まで計画が立てやすくなるんです。試食の量も調整しやすくなりましたし、「お迎えする準備」がより丁寧にできるようになった実感があります。
特に車椅子の方など、特別な対応が必要なケースでは、事前に情報を把握できるだけで準備の質が変わります。現場の“迷い”が減ったのが一番大きな変化ですね。
確かに、事前に段取りができるのと、当日いらっしゃってから段取りするのとでは、当日の進行もかなり変わりますよね。予約システム自体の使い勝手はいかがでしょうか?
慣れるまでは戸惑うこともありましたが、今では「検索」「出力」など日常的に使いやすい操作が多く、安心して運用できています。特にガイドメンバーとの情報連携にも役立っています。
困ったときはしっかりとサポートしていただけるので、安心して活用できています。
あと、自家用車で来場されるお客様への注意喚起を予約フローに挟むようにしたところ、対応がしやすくなりました。こうした細かな調整を自分たちでできるのもありがたいです。
サポートの手厚さが、継続活用の理由
サポート体制について感じていることがあれば教えてください。
分からないことを問い合わせたとき、「こういうことですか?」と噛み砕いて返してくださるので、とても助かっています。専門用語ばかりの対応とは違って、話が通じる安心感がありますね。
前のツールでは横文字の多さやストレスを感じることもありましたが、ChoiceRESERVEはスピード感もあって気持ちよくやりとりができています。
そう言っていただけてホッとしました!(笑)
導入時に、担当の方が現地まで足を運んでくださったことも嬉しかったです。顔を合わせて話せたことで、ぐっと信頼感が増しました。
導入後も定期的に「何か困っていないですか?」と連絡をいただけるのがありがたいですね。相談しやすい関係性が築けているのは、システム以上の価値かもしれませんね。
実際に運用していく中で「ここをこう変えたい」という要望が出てきたとき、反映できる柔軟さがあるのは本当に助かっています。予約は、作業じゃなくてサービスだと思っているので、現場の工夫に寄り添ってくれるのは大きな価値です。
最後に、同じような業務に取り組む方や、予約管理ツールの導入を考えている方にメッセージをお願いします。
予約は、ただの業務じゃなくて「お迎えの始まり」だと思っています。システムがあることで、その気持ちをより丁寧に届けられるようになった気がします。
業務の効率化だけじゃなく、「これなら使える」と受付担当者に思ってもらえる安心感が何より重要です。ChoiceRESERVEは柔軟性も高いですし、受付担当者への浸透しやすいツールなので、情報収集の中で迷われている方はぜひ一度話を聞いてみてほしいですね。

左から、株式会社 崎陽軒 佐野様、秋丸様 、リザーブリンク 小浜
▼インタビュー後記
個人的に昔から大ファンである、崎陽軒のシウマイ。インタビューでは、「来場されるすべてのお客さまに、いかに楽しんでもらえるか」にこだわりを持って運営されている様子が伺えました。お客様に楽しんでもらう企画を継続する背景には、「運営側のスタッフがストレスなく日々の業務を行えるようにする」という工夫があるのだと思います。
取材後、ご厚意で工場見学に参加させていただきましたが、夏休み期間中ということもあり、工場見学には多くの親子連れが参加されていました。皆さんが目をキラキラさせて楽しんでいる様子を見て、このような素晴らしい体験の入り口にChoiceRESERVEがお役に立てていることをとても嬉しく思いました。(小浜)