自動車部品メーカーとして、世界トップクラスのシェアを誇る株式会社デンソー。2025年、同社が運営する企業ミュージアム「デンソーギャラリー」が、「デンソーミュージアム」としてリニューアルオープンしました。
リニューアルに伴うガイドツアーの開始にあたり、予約管理システムとして導入されたのが『ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)』です。
日本を代表するグローバル企業において、システム導入の最大の壁となるのがセキュリティ基準。今回は、その厳しい基準をどのようにクリアしたのか、また、専任のIT担当者不在のなかでスムーズな運用を実現した背景について、広報渉外部の難波様にお話を伺いました。
▼インタビュイー
株式会社デンソー
広報渉外部 ブランド推進室 ブランドコミュニケーション1課
難波 妃扇
デンソーの広報渉外部にて、社外向けのプロモーションを担当。展示会運営など多岐にわたる業務の中で、企業ミュージアム「デンソーミュージアム」の企画・運営も担当する。2025年のミュージアムリニューアルを機に、予約システムの選定・導入を主導。
▼インタビュアー
株式会社リザーブリンク
カスタマーサクセス部
小浜 早貴
セールスとして入社後、「導入をゴールにしない支援」を掲げてカスタマーサービス部の立ち上げを主導。体制構築だけでなく自身もハイタッチサポートを行い、お客様が安心してシステムを活用できるよう尽力。現在はその経験も活かし、事例インタビュー施策や情報発信を担当。
リニューアルを機にガイドツアーを開始。アナログ管理からの脱却へ

まずは今回、ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)をご導入いただいた「デンソーミュージアム」の利用用途について教えてください。
デンソーミュージアムは、当社の歴史や技術、製品を展示している企業ミュージアムです。
基本的には予約不要で、どなたでもふらっと立ち寄っていただける施設なのですが、そのなかで「団体のお客様」と、リニューアルを機にスタートした1日1回の「ガイドツアー」の2つに関して、予約制で運用しています。
導入検討を開始されたのは、リニューアルオープンの数ヶ月前でしたよね。当時はどのような課題があったのでしょうか?
リニューアル前はガイドツアーを行っておらず、団体のお客様がいらっしゃる場合のみ、電話かメールでご連絡をいただく形をとっていました。当時は件数もそこまで多くなかったので、アナログな対応でもなんとかなっていたんです。
しかし、リニューアルを機に定常的なガイドツアーを始めることになり、これまで通り電話やメールで受けていては、対応工数が膨れ上がってしまうという懸念がありました。
ガイドツアーは準備などもあるので、当日ふらっとというわけにはいきませんよね。
そうなんです。また、今の時代はWebで即時に予約・キャンセルができることが当たり前です。お客様の利便性と運営側の効率化の双方を実現するために、システムの導入が必要不可欠でした。
また、メールでのやり取りだと、どうしても返信までのタイムラグが発生してしまいます。即時予約で完結できる仕組みを作ることで、機会損失を防ぎたいという狙いもありました。
数あるシステムのなかで「セキュリティ基準」が最大の選定ポイントに

予約システムは世の中に数多くありますが、そのなかでChoiceRESERVEに興味を持っていただいたきっかけは何だったのでしょうか?
最初は、インターネット検索でいくつかのシステムを比較検討しました。そのなかでChoiceRESERVEに目が留まった一番の理由は、やはり導入実績です。
名だたる大企業様での導入事例が多く掲載されており、「ここなら安心できそうだ」と感じました。
なるほど。では、最終的に導入を決断された決め手はありますか?
最大の決め手は、セキュリティです。弊社は社内ルールとして、システム導入時のセキュリティ規定が非常に厳しく設定されています。機能がどれだけ優れていても、この基準をクリアできなければ導入の土俵にすら上がれません。
他社様の場合、「契約後でないとセキュリティチェックシートには回答できません」「詳細な情報は開示できません」と言われてしまうこともありました。
しかし、御社は検討段階から詳細なチェックシートをご用意いただいたり、弊社の細かい規定に対して「このオプション機能でカバーできます」といった具体的な提案をいただいたりと、対応が非常に誠実だったのを覚えています。
そう言っていただけて、安心しました……!
「これだけしっかりしているからこそ、多くの大手企業に選ばれているんだな」と納得できましたし、社内の厳しい承認プロセスを通す上でも、その安心感は非常に大きかったですね。
専門知識がなくても直感的に操作可能。現場スタッフ主導での運用が定着
実際にシステムの設定や日々の運用はどのように行われていますか?
現在は、ミュージアムの受付を担当しているスタッフがメインで運用しています。実は、導入時の設定や構築も、彼女に一任したんです。
私自身も含め、決してシステムに詳しいわけではないのですが、デモサイトを触りながら「ここはこう設定すればいいんだな」と直感的に構築できました。オープン後も、予約枠の開け閉めや項目の追加など、彼女自身でスムーズに対応できています。
当初はサポートセンターに頻繁にお問合せすることになるかと覚悟していましたが、蓋を開けてみれば問い合わせることもほとんどなく、驚くほど順調に運用できています。
スムーズに運用できているかどうか気にしていたのですが、とくにご不安なく進められていると聞いて安心しました!管理画面の使い勝手はいかがでしょうか?
すごく使いやすいです!とくに評価しているのが、予約管理カレンダー(※1)の見やすさです。
選定の際は、受付スタッフが「今日、どんなお客様がどれくらい来るのか」をパッと見て把握できるかどうかが重要な判断基準でした。他社のシステムも比較しましたが、一覧性や視認性の面でChoiceRESERVEのカレンダー画面が、一番スタッフからの評判が良かったです。
1. 予約管理カレンダーとは?
最新の予約状況を表示し、予約の登録・変更・確認など全ての管理業務を行える機能です。タイムテーブル形式や月間カレンダー形式で視覚的に状況を把握でき、直感的な操作ができるのが特徴です。

実際に運用を始めてみて、導入効果を感じる場面はありますか?
もしシステムを入れていなかったら、ガイドツアーの運用自体が回っていなかったと思います。それくらい、今の業務に欠かせない存在です。
またリニューアルオープンの前に、社員向けのプレオープン期間を設けたのですが、そこでもChoiceRESERVEを活用しました。
結果として、社員から「使い方が分からない」「予約できない」といった問い合わせは一件もありませんでした。「問い合わせがない」ということこそが、システムが分かりやすく、ストレスなく使えている何よりの証拠だと思います。
「できない」で終わらせない提案力。サポート体制への信頼
弊社の営業やサポート体制について、率直なご感想をお聞かせください。
非常に満足しています。導入初期は「こんなことできる?」「あんなことできる?」と細かい質問をたくさん投げかけてしまったのですが、いつも迅速かつ的確に答えてくれました。
とくに印象的だったのは、システム的に標準機能ではできないことに対して、「機能としてはありませんが、こういった運用でカバーできますよ」と、必ず代替案を提示してくれたことです。
他社様だと「持ち帰ります」と言われて時間がかかることも多いなか、その場で解決策を提示してくれる知識の深さとレスポンスの速さは、導入の大きな安心材料になりました。
ありがとうございます。導入後に見えてきた意外な活用方法はありましたか?
予約完了後に送られる「サンキューメール」の中にアンケートURLを入れているのですが、これが予想以上に回答率が高くて驚いています。
今まで紙で実施していたような満足度調査をデジタル化できたことで、集計の手間も省けましたし、お客様からのフィードバックを次の改善に活かすサイクルが生まれました。これは導入前にはあまり期待していなかった、嬉しい効果かなと思います。
最後に、今後導入を検討されている企業の担当者様へメッセージをお願いします。
まずは「デモサイト」を実際に触ってみることを強くおすすめします。
私たちも約4ヶ月間、デモサイトを使い倒して、自分たちの運用に本当に合うのか、必要な機能は何かをじっくり検証しました。その期間があったからこそ、導入後のミスマッチもなく、スムーズに本番運用に入ることができました。
御社は契約前から柔軟にデモ環境を提供してくださり、こちらの事情に合わせて待っていただくなど、寄り添った対応をしてくださいました。セキュリティの高さはもちろんですが、「自分たちで使いこなせるか不安」という企業様こそ、一度試してみるとその使いやすさを実感できると思います。
▼編集後記
今回の取材で特に印象的だったのは、難波様がセキュリティ基準の次に「現場のスタッフが迷わないこと」を一番の基準に選定を進められていたことです。導入を任されたスタッフの方が、マニュアルを読み込むのではなく、デモサイトを触りながら「これならいける!」と自信を深めていかれたというエピソードからは、難波様が大切にされている「現場への信頼」と「配慮」が伝わってきました。
社員様向けのプレオープンで、一件も操作の問い合わせがなかったというお話は、私たちシステム提供側にとっても、これ以上ないほど嬉しい言葉です。「問い合わせがないことこそが、使いやすさの証拠」——その言葉の重みを、しっかりと噛み締めています。
デンソーミュージアム様が紡いできた歴史と技術、そして未来への想い。その魅力を伝えるガイドツアーという大切な場を、ChoiceRESERVEが影で支える「黒子」として支え続けられるよう、これからも伴走してまいりたいと思います。
難波様、お忙しい中素晴らしいお時間を本当にありがとうございました!