全64店での展開スタート!琉球銀行の
「待たない窓口」が拓く、新しい銀行利用のカタチ

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株式会社 琉球銀行様

琉球銀行様は、相談窓口を中心とした全64店舗における来店予約の管理に、弊社が運用開発する予約管理システム『ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)』を導入されました。

▶︎ 琉球銀行|「来店予約サービス」の全店導入について

今回はシステム選定の決め手や、これから見据える将来像について、プロジェクトのご担当者様にお話を伺いました。

▼インタビュイー

株式会社 琉球銀行琉球銀行 営業統括部
営業企画課 上席調査役
平安名 盛也

1999年に琉球銀行へ入行。複数の支店で事業性営業を経験し、2018年より営業統括部に配属。2021年より営業店の電話を本部で集中対応するプロジェクトやホームページFAQサイトのリニューアルを担当。非対面チャネルを中心に企画業務を担当している。

株式会社 琉球銀行琉球銀行 営業統括部
営業企画課
波平 恵利奈

2022年に琉球銀行へ入行。営業店窓口を経験し、2024年より営業統括部に配属。非対面取引の推進・企画業務を担当している。

▼インタビュアー

株式会社リザーブリンク
カスタマーサクセス部
小浜 早貴

セールスとして入社後、「導入をゴールにしない支援」を掲げてカスタマーサービス部の立ち上げを主導。体制構築だけでなく自身もハイタッチサポートを行い、お客様が安心してシステムを活用できるよう尽力。現在はその経験も活かし、事例インタビュー施策や情報発信を担当。

「予約はできないの?」お客様の声が導入のきっかけに

早速ですが、今回予約システムを導入することになった背景について教えてください。

平安名様:

まず大きかったのは、窓口の待ち時間です。繁忙期にはお客様が集中し、長い時間お待たせしてしまうケースがありました。営業店からも「もう少し平準化できないか」という声が多く寄せられていました。

波平様:

もう一つは、店舗内のリモート相談ブースの活用が十分に進んでいなかったことですね。リモート相談ブースでは、本部の専門部署が相続や海外送金といった専門性の高い業務を遠隔で対応できる仕組みになっています。

ところが実際には、お客様がブースを利用する導線がなく、せっかくの設備が十分に活かせていませんでした。そのため、来店予約で「相続相談はこちらの店舗・ブースで」という形を事前に設定できるようにし、お客様をスムーズに誘導できる仕組みをつくりたいと考えていました。

お客様の声としては、どのようなものがありましたか?

平安名様:

「予約はできないの?」という声は以前からありましたね……。コロナ禍以降は他行でも来店予約が広がっており、当行でも導入を望む声が増えていました。

私たちとしてもWebで完結できるものは事前にご案内し、窓口での手続きが必要な場合は予約を通じて優先的に対応する、という振り分けができるといいなと思っていたので、予約システムの導入を検討しはじめました。

費用対効果と担当者が扱いやすい設計かどうかを重視

導入にあたって、ChoiceRESERVEを選択いただいた理由は何だったのでしょうか?

平安名様:

きっかけは、他行との情報交換でした。ある銀行様に伺った際、「来店予約を導入している」と聞き、利用しているサービスを確認したらChoiceRESERVEだったんです。

そこから資料請求をし、導入検討を本格化させました。

他行様からのご紹介だったのですね!システム選定で重視したポイントはどこでしたか?

平安名様:

正直なところ、最も重視したのは費用対効果です。導入初期は、お客様にどの程度利用いただけるか読めないところがあったので、従量課金制を選べることは大きな安心材料でした。

また、支店ごとに細かな設定ができること、担当者が扱いやすいUIであることも重視しました。

ありがとうございます。検討の際、他社システムとの比較もされましたか?

波平様:

はい。他社ツールも検討しました。ただ、当行がやりたいことにそぐわなかったり、初期コストが大きすぎたり、いろいろな課題があり……。その点、ChoiceRESERVEはパッケージ化されていたので、導入がスムーズだった点も決め手でした。

導入支援を担当した弊社スタッフの対応はいかがでしたか?

波平様:

とても良かったです。リアクションが早く、丁寧で、安心感がありました。導入の初期段階から複数回にわたって相談に乗っていただき、具体的な他行様の事例を交えた提案は非常に参考になりました。

平安名様:

比較検討した他社様の説明も丁寧でしたが、ChoiceRESERVEはやりたいことにフィットする提案が多く、導入イメージが湧きやすかったです。担当者レベルでは、早い段階から「これなら進められそうだ」と感じていました。

トライアル期間を経て、全64店でのシステム運用を開始

導入を進めるにあたって、苦労した点があれば教えてください。

波平様:

システム自体への懸念はありませんでした。ただ当行では、導入から店舗への展開までが短期間だったので、HPから予約への導線設計は複数部署をまたぐ調整が必要で、かなり大変でした。

私から見ても、琉球銀行さんは他行さんと比べて、導入から展開までがかなり早い印象でした!導入はどのように進められたのでしょうか?

平安名様:

2025年9月から6店舗で1か月間のトライアルを行い、10月3日から全店展開をおこないました。

波平様:

トライアル店舗は、地域や規模、リモート相談ブースの有無など、条件が異なる店舗を組み合わせました。例えば小規模店舗や昼休憩を導入している店舗も含め、どんな環境でどのような効果が出るのか、課題を洗い出すステップを短期間で実施しました。

トライアルで重点的に見たポイントなどはありますか?

平安名様:

まずは、利用率や周知度です。お客様がスムーズに予約・来店できるか、営業店が効率的に対応できるかを見極めました。さらに、予約時に事前情報を取得することで対応時間を短縮し、その分を付加価値の提案に充てられるかも重要なポイントだと思い分析しました。

無事全店での運用がスタートしましたが、今後ChoiceRESERVEをどのように活用していきたいと考えていますか?

波平様:

まずは、お客様にスムーズな体験を提供することです。その上で、予約時に得られる情報を活用して対応時間を短縮し、空いた時間でより多くの提案ができる体制をつくりたいと考えています。

平安名様:

ChoiceRESERVEは多くの金融機関で利用されていると思いますので、他行様の成功事例や改善事例もぜひ共有いただけるとありがたいです。そうした情報を活かしながら、一緒により良いサービスをつくっていければと思っています。

▼インタビュー 後記

利用者様から待ち望まれていた予約システムの導入。6店舗でのトライアルを経て、無事に全店での運用をスタートしましたが、システムの導入は新たな運用のスタートラインですお客様・行員の皆様双方にとって利便性と満足度の高いシステム活用を実現できるよう、琉球銀行様のカルチャーに合わせた運用をしっかりサポートしていきます。

お忙しい時期に貴重な機会をいただき、心から感謝申し上げます。このシステムがもたらす変化や効果について、お話を伺える日を楽しみにしております。